函館-ウラジオストク交流の諸相 -ウラジオストク建都150周年記念事業報告書-
目次
講演会要旨
特別寄稿
- 函館の近代化をロシア語で支えた役人 小島倉太郎
- ニコライ・P・マトヴェーエフと函館 倉田有佳
- 19世紀半ばのロシア極東の海軍寄港地としての函館 岸甫一
- 函館商業学校生徒のウラジオストク訪問 中島肇・倉田有佳
- デンビーとデンビー商会 倉田有佳
- 露領漁業と函館のロシア領事館 倉田有佳
- 函館とウラジオストクの架け橋 市立函館博物館 大矢京右
- 函館におけるロシア人 倉田有佳
- ロシア語による函館ガイドブック≪ПУТЕВОДИТЕЛЬ ХАКОДАТЕ(函館案内)≫ 奥野進
- ロシア極東連邦総合大学函館校 倉田有佳
「函館で生まれ育ったロシア人 オリガさんを迎えて」 函館日ロ交流史研究会 2007 特別報告会報告書
目次
2008年3月27日発行 非売品
清水恵『函館・ロシア その交流の軌跡』
2004年10月、当研究会設立に際し、またその後の会の運営にも尽力されてきた清水恵さんがお亡くなりになりましたが、このたび、会員や関係者の多くの声を受けて、清水さんがこれまで書きためてきた論文やエッセイなどを1冊の本にまとめました。今後、函館とロシアのつながりを探る者にとっては、情報が満載された1冊です。ぜひご購入ください。
平成17年12月24日発行
上製本 390ページ
価格 2000円(送料別 340円)
発行 函館日ロ交流史研究会
◇ご購入をご希望の方は、下記書店までお問い合わせください。
浪月堂書店
〒042-0935 北海道函館市駒場町7-11
TEL/FAX 0138-56-1198
e-mail info@rougetsudou.com
サッポロ堂書店
〒001-0010 北海道札幌市北区北10条西4丁目
TEL 011-746-2940
FAX 011-746-2940 or 2942
目次
序 函館に住む私と「日ロ交流史」
Ⅰ 函館とロシア、交流の諸相
- 二人のマホフとフィラレート司祭
- 函館ロシア領事館付属教会と修道司祭フィラレートについて
- 初代ロシア領事ゴシケーヴィチの「全権証明書」
- 幕末の函館に「ロシアの影」を見たアメリカ人
- ロシア皇帝から勲章をもらった函館の人
- 高須治助来函のなぞ
- 覚書・モイセイ馬場脩の生涯 ―北方民族研究に捧げた人生
- 函館とロシア料理
- 高井義喜久とスリコフの名画
- 幕末のロシア語通訳、合田光正のその後
- 一八七七年、瀬棚沖におけるロシア軍艦「アレウト号」の遭難をめぐって
- 補遺―一八七七年、瀬棚沖におけるロシア軍艦「アレウト号」の遭難をめぐって
- 函館とロシア・ソ連の関係
- 戦時下のロシア人・ソ連人
- ニコライが来日の時に便乗した軍艦の名前は?
- はめをはずしたロシア海軍 砲弾発砲で家屋に被害
- 明治四五年のロシア語版ガイドブック「函館案内」
Ⅱ 露領漁業と函館
- 樺太千島交換条約と明治政府の対応 ―漁業権問題を中心に
- 函館とロシア・ソ連漁業
- 函館におけるロシア人商会の活動 ―セミョーノフ商会・デンビー商会の場合
- 「尼港事件」と殉難碑、そして函館
- ロシア革命に巻き込まれた日本人 ―函館を中心に
Ⅲ 来日ロシア人の足跡
- 亡命ロシア人作家バイコフと大連の小学校教師宗像英雄の交流の軌跡
- 函館で見つかったニコライ・バイコフ資料
- 一九三四年の函館大火で被災したロシア人のこと
- シュウエツ家訪問顛末
- サハリンから日本への亡命者 ―シュウエツ家を中心に
- 函館の新聞に報道されたセミョーン・スミルニーツキイとその息子のこと
- セミョーン・スミルニーツキイと息子アレクセイの家出事件
- 函館でロシア貴族と結婚してインドネシアへ行った女性
- 函館で生涯を終えたロシア人女性たち
- 「団助沢」に住み着いたロシア人旧教徒たち
- 一八八〇年の「五コペイカ銅貨」
- 最後の「低い緑の家」 ―サファイロフの晩年
- 函館に住んだロシア人 ロシア語新聞も発刊
- 昔の日本から今の日本にやってきた一人のロシア人
- ロシア革命後、函館に来たロシア人
- 第二次世界大戦期の白系ロシア人の動向 ―内務省警保局刊行物を資料として
- リュボーフィ・セミョーノヴナ・シュウエツさんに聞く
妻、恵を想う 清水正司
初出一覧
本書未収録の著作・翻訳一覧
ウラジオストク訪問記 2005.7.1~7.5 ウラジオストク建都145周年記念公式訪問団 函館日ロ交流史研究会・文化交流団報告書
目次
1 交流の記録
特別寄稿 日本文化同好会からのメッセージ
2 アルセニエフ博物館での特別展「函館にみるロシアの面影」
- マップ
- 個別解説
3 訪問団に参加して
シベリア鉄道の起点、ウラジオストク駅
2005年11月30日発行 非売品
函館日ロ交流史研究会創立10周年記念誌「函館とロシアの交流」
■目次
創立10周年を迎えて 会長 鈴木旭
Ⅰ シンポジウム「大正・昭和期に函館に来たロシア人」
- 函館と北洋漁業の歴史―研究会の10年を顧みて― 鈴木旭
- ロシア(ソ連)極東諸港と函館間の海運事情 菅原繁昭
- ロシア革命後、函館に来たロシア人 清水恵
- 庁立函館商業学校最後のロシア語教師―成田ナヂエージダさんのこと― 佐藤一成
- ロシア極東から函館に避難したロシア人―1922年秋― 倉田有佳
- ガリーナ・アセーエヴァの歩んだ遠い道のりをたどって 小山内道子
- 函館で暮らした頃の思い出 ガリーナ・アセーエヴァ(旧姓ズヴェーレヴァ) 通訳・記録 小山内 道 子
- ガリーナ・アセーエヴァ函館滞在記録
Ⅱ 10周年記念論集
- ロシアの新聞雑誌記事にみる洋式船亀田丸の事績(1861年) 原暉之 解説・訳
- 日本における正教の発祥地―函館市のロシア正教宣教師団最初の聖堂― 沢田和彦 解説・訳
- ロシア領事館前の朝鮮人座り込み 山田伸一
- 湯の川と「隠遁者」ワノーフスキー 滝波秀子
- 明治期における樺太の漁業権補償 永野弥三雄
- もう一つの日口交流史―ディアナ号の大砲について― 桑嶋洋一
- 1877年、瀬棚沖におけるロシア軍艦「アレウト号」の遭難をめぐって 清水恵
付録
- 函館市内「ロシア関係施設・遺物」マップ
- 函館日口関係略年表
頁数 118頁 価格 2,000円
函館日ロ交流史研究会創立10周年記念 '03 函館・ロシア極東交流史シンポジウム「大正・昭和期に函館に来たロシア人」
■講師及び講演内容
- 函館日ロ交流史研究会 会長 鈴木旭/基調講演 「研究会の10年を顧みて」
- 菅原繁昭/ロシア(ソ連)極東諸港と函館間の海運事情
- 清水恵/ロシア革命後、函館に来たロシア人たち
- ガリーナ・アセーエヴァ コーディネーター・通訳 小山内道子/函館で暮らした頃の思い出─激動の歴史の「証人」・ガリーナ・アセーエヴァさんを迎えて
- 佐藤一成/庁立函館商業学校最後のロシア語教師 ─成田ナヂェージダさん
- 倉田有佳/ロシア極東から函館に避難したロシア人 ─1922年秋─
■日時 2003年12月13日(土)午後1時30分から午後4時30分まで
■会場 函館市民会館 大会議室(函館市湯川町1-32-1)
主催 ●函館日ロ交流史研究会
後援 ●函館市・函館市教育委員会 ●函館新聞社 ●北海道新聞社
極東国立総合大学開学100周年・函館校開港5周年記念 函館・日ロ交流フェスティバル報告書
■概要
(1)函館・日ロ交流フォーラム 日時 1999年11月13日
- 基調講演 「函館とウラジオストク-都市形成期における教育・研究の役割」
- 原暉之(北海道大学スラブ研究センター教授)
- パネルディスカッション 「都市における大学の役割」
- パネリスト 中村喜和(共立女子大学国際文化学部教授)/奥平忠志(札幌国際大学観光学部長)
伊東敬祐(公立はこだて未来大学学長予定者)/モルグン・ゾーヤ/原暉之
コーディネーター 荒井信雄(札幌国際大学人文・社会学部助教授)
(2)函館日ロ交流史研究会 日時 1999年11月14日
- 戦前のエトロフ漁業と現在のエトロフ島の印象 長野弥三雄(函館大学教授)
- 1875年~1903年のサハリンにおける日ロの協力関係―樺太千島交換条約後― マンドリック・アナトリー(ロシア科学アカデミー極東支部歴史学研究所)
- 日本兵の墓地調査と鎮魂集の発行 モルグン・ゾーヤ(ロシア極東国立総合大学附属東洋大学教授)
(3)函館・ロシアまつり
- 日時 1999年11月14日
函館・日ロ交流フェスティバル実行委員会
市立函館図書館所蔵 ロシア語資料目録Ⅰ ЛИСТ ДОКУМЕНТОВ НА РУССКОМЯЗЫКЕ,СОХРАНЯЕМЫХ В ГОРОДСКОИБИБЛИОТЕКЕ ХАКОДАТЗ
函館日ロ交流史研究会 1998
◇目録 index
◇使用にあたって
このデータは、函館日ロ交流史研究会が1998年に発行した目録で、今回の公開にあたっては市立函館図書館(現、函館市中央図書館)から許可(2003.11.20)を得ています。
◇凡例
(1) ここに掲載したのは、市立函館図書館所蔵の郷土資料のうち、全文もしくは一部がロシア語で記された資料である。
ただし、「語学」に分類される資料は、全て日本語で記されたものも含めて掲載した。
(2)資料は項目をたてて分類・配列した。
・記入の順序は
書名 著者名 版次 発行地 発行所 発行年 装丁 大きさ ページ数:丁数または冊数 註記
請求番号(分類-記号-番号)のとおりである。
・出版事項中、原=原本、写=写本、木=木版の略である。
・形態事項中、和=和装、洋=洋装、仮=仮装釘の略である。
・「菊」、「四六」、「半紙」、「美濃」、「 °」=は、それぞれ資料の大きさを示している。
・[ ]がついている書名は、市立函館図書館がつけた書名である。
・上記のほか、編者が加えたものは< >に斜体字で記した。
(3) 「函館図書館ロシア関係古文書:露語及び日本語対照版(中村喜和・谷内美佐子訳)」と「露西亜人より開拓使及県令に宛てた手紙の原文八五通(澗潟久治訳)」の内容目録は、編年順に配列した。
記載は、日本語訳版整理番号 標題 年月日 内容摘記 原紙枚数の順とし、年月日は、露暦/新暦で示した。
本目録の作成にあたっては、市立函館図書館の協力と函館市国際交流基金の助成を得た。
函館・ロシア極東交流史シンポジウム報告書 1995.SYMPOSIUM REPORT 函館・ロシアの交流を探る―サハリン・千島をめぐって― ОЧЕТ СИМПОЗИУМА 1995 ПОИСК ОТНОШЕНИЙ МЕЖДУ ХАКОДАТЭ И РОССИИ ― О ОСТРОВЕ САХАЛИНЕ И КУРИЛЬСКИХ ОСТРОВАХ―
■日時 1995年10月7・8日
■場所 函館市
■目次
- A.T.マンドリク(ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所)
1920-30年代のロシア太平洋地域における漁業への日本企業の投資 - V.V.コジェブニコフ(ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所)
露日国境決定の歴史(再び領土問題について) - Z.F.モルグン(ロシア極東国立総合大学函館校東洋学院)
ウラジオストクの日本企業の歴史 - L.L.ラーリナ(ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所)
極東ロシア人の日本人観 - B.M.アフォーニン(ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所)
ロ日通商関係の現況 - 秋月俊幸(北海道大学)
日露関係と蝦夷地 - 小山内道子(函館大学)
白系ロシア人の系譜と釧路におけるその足跡 - 永野弥三雄(北海道教育大学釧路校)
日ロ雑居・ロシア領・日本領の各時期におけるサハリン島漁業事情 - A.トリョフスビャツキ(ロシア極東国立総合大学函館校)
ロシア史や日ロ関係史を教える際のいくつかの問題 - 特別寄稿 石方著(小山内道子訳) 中国黒龍江省における移民の歴史
主催 函館日ロ交流史研究会 ロシア科学アカデミー極東支部 極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所
'95函館・ロシア極東交流史シンポジウム「函館・ロシアの交流を探る」―サハリン・千島をめぐって―
■講師
- A.T.マンドリク(極東諸民族歴史・考古・民族学研究所)
- 秋月俊幸(北海道大学)
- V.V.コジェブニコフ(極東諸民族歴史・考古・民族学研究所)
■日時 1995年10月7日(土)午後1時から
主催 函館日ロ交流史研究会 ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古・民族学研究所
協賛 ロシア極東国立総合大学函館校
後援 財団法人北方圏交流基金 函館市・函館市教育委員会 北海道新聞函館支社 NHK函館放送局 FMいるか
'94函館・ロシア極東交流史シンポジウム「函館・ロシアの交流を探る」―日露関係史・その過去と現在― 報告書
■日時 1994年9月6日
■場所 ロシア科学アカデミー極東支部 極東諸民族歴史・考古・民俗学研究所(ウラジオストク、ロシア)
■目次
- 鈴木旭(函館大学)
1907年の日露漁業協約と両国の漁業関係 - S.N.イリイン(ロシア国立極東大学)
極東ロシアにおける日本語の教授(歴史と現代) - 永野弥三雄(函館大学)
19世紀後半におけるサハリンの漁業経営について - V.V.ソーニン(ロシア国立極東大学)
北サハリンにおける日本の行政機関とその法律創案の活動(1920-1925年) - 榎森進(東北学院大学)
江戸時代末期におけるサハリンをめぐる日ロ関係-日本の「鎖国」体制の崩壊過程との関わりで- - 桜庭宏(茨城県歴史資料館)
覚書 日露戦争前後における地域新聞のロシア観-『いはらき』新聞の報道から- - 清水恵(函館市史編さん室)
19世紀後半から20世紀初頭の函館のロシア語学習事情 - 桧山真一(立命館大学)
日ロ戦争前後の日本におけるエヴゲーニイ・スパリヴィン - 沢田和彦(埼玉大学)
ブロニスワフ・ピウツスキと日本 - 秋月俊幸(北海道大学)
日本人捕虜五郎治のシベリヤ遍歴 - V.V.コジェブニコフ(ロシア科学アカデミー極東支部)
ロ日関係の形成における北海道の役割 - A.T.マンドリク(ロシア科学アカデミー極東支部)
19世紀半ばから20世紀初頭のロ日漁業関係史 - L.I.ガリャモバ(ロシア科学アカデミー極東支部)
ロシア極東の労働市場における日本人労働者(19世紀末-20世紀初頭)
函館市・ウラジオストク市姉妹都市提携1周年記念 '93函館・ロシア極東交流史シンポジウム「函館・ロシアの交流を探る」―その歴史・文化・経済― 報告書
■日時 1993年9月15日(水)
■場所 ホテルロイヤル柏木
■講演記録
- ロシア科学アカデミー極東支部 極東諸民族歴史・考古・民族学研究所 研究員
- Z.F.モルグン/函館ロシア副領事館報告書
- A.T.マンドリク/1880-1940年代の極東におけるロ日漁業家の経済的関連
- B.M.アフォーニン/ロ日関係の発展における人的交流の役割
- 一橋大学教授 中村喜和/函館のロシア人旧教徒
■総括
- 鈴木旭研究交流の今後の展望について
函館市・ウラジオストク市姉妹都市提携1周年記念 '93 函館・ロシア極東交流史シンポジウム「函館・ロシアの交流を探る」―その歴史・文化・経済―
■講師及び講演内容
ロシア科学アカデミー極東支部 極東諸民族歴史・考古・民族学研究所 研究員
- Z.F.モルグン/函館ロシア副領事館報告書
- A.T.マンドリク/1880-1940年代の極東におけるロ日漁業家の経済的関連
- B.M.アフォーニン/ロ日関係の発展における人的交流の役割
- 一橋大学教授 中村喜和/函館のロシア人旧教徒
■日時 1993年9月15日(水)午後1時から
主催 函館日ロ交流史研究会 函館ロシア極東交流史シンポジウム実行委員会
後援 財団法人北方圏交流基金 函館市 函館市教育委員会 北海道新聞函館支社 NHK函館放送局
ХОККАЙДО ИСТОРИЯ И СОВРЕМЕННОСТЬ〔北海道 歴史と現在〕 ХОККАЙДО
■編者
Z.F.モルグン、B.M.アフォーニン、N.N.クズメンコ
ロシア科学アカデミー極東支部 極東諸民族・歴史・考古・民族学研究所研究員
■発行者
函館日ロ交流史研究会 1993年8月31日発行