函館とロシアの交流の歴史について研究している、函館日ロ交流史研究会のページです。 このページは、会報をはじめ、これまでの刊行物や活動成果を公開しています。

はじめに

2012年4月26日 Posted in ウラジオストク訪問記

 今年で発足12年目を迎える函館日ロ交流史研究会は、去る7月1日から5日まで函館市主催のウラジオストク市建都145周年記念訪問団の一員とし、文化交流を図るため総勢7名が参加しました。今回の文化交流は、これまでの函館とロシア極東地域における歴史等の研究成果および情報を共有し、両地域の学術・文化交流の一層の強化を図るため、研究会として相互の歴史文化への理解を深め、現在沿海地方国立アルセニエフ博物館と市立函館博物館で推進している博物館交流を市民レベルで支援参加することをおもな目的としています。実質3日間という過密スケジュールの中でのウラジオストク・ビエンナーレ参加事業のアルセニエフ沿海地方国立博物館を会場とした企画展「新しい函館そして文化の形」展への出展協力、ウラジオストク日本センター附属日本文化同好会との意見交換、20世紀初頭の旧日本人街の探訪など数多くの貴重な文化交流の成果は、今後の相互交流に一層弾みがつくものと確信するものです。
 今回参加されなかった会員の皆様とも、当会報の紙面を飾る「貴重な経験と多彩な成果」をとおして「ひと夏のウラジオストク紀行」を共有できれば幸いです。

(函館日ロ交流史研究会 代表世話人 長谷部一弘)