2004年度沿海地方国立アルセニエフ博物館・市立函館博物館姉妹提携2周年記念企画展「ウラジオストクと函館―歴史、文化の経験―」
◇展示テーマ
1、日露文化と歴史的な交流
2、ウラジオストク市の歴史
3、沿海地方国立アルセニエフ博物館
◇ウラジオストクと函館の交流
1992年(平成4年)7月28日、函館市はロシア連邦沿海地方のウラジオストク市と姉妹提携を調印しました。さらに、長い交流の歴史を踏まえ、友好・文化交流を強化するため、提携10周年目となる2002年(平成14年)7月28日に、両市のアルセニエフ博物館市立函館博物館が姉妹提携しました。
2003年、婦妹提携1周年を記念してウラジオストク市で、両博物館の協力のもとに両市の歴史と文化についての展覧会が開催されたのに続き、このたび函館市で、アルセニエフ博物館の活動やウラジオストク市の歴史について紹介する展示が行われました。
函館日ロ交流史研究会では、展示作業にボランティアで参加しましたが、このページでは市立函館博物館の協力をえて、ここに展覧会の概要を紹介します。(資料は市立函館博物館から提供を受けました)
会期 2004年7月5日(月)~7月11日(日)
会場 函館芸術ホール
主催 市立函館博物館
共催 沿海地方国立アルセニエフ博物館・市立函館博物館
後援 市立函館博物館友の会
1、日露文化と歴史的な交流
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クルゼンシュテルンI.F.
帆船「ネヴァ」号と「ナデージダ」号に乗り、1803~1806年にロシア初の世界一周探検を成し遂げた探検隊長。またロシア外交使節団団長レザノフN.P.を乗せ、帆船「ナデージダ」号で長崎港入りした。しかしロシアの帆船2隻は、港に2ヶ月間碇泊させられたものの公式交渉ができずに帰国した
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レザノフN.P. 1803年に日本へ派遣されたロシア外交使節団団長
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ゴロヴニンV.M. 1806年ロシアで2番目に世界一周探検を成し遂げた探検隊長。帆船「ディアナ」号でカムチャツカ沿岸を調査。1811年から2年以上日本で捕虜となった
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箱館港に碇泊したフリゲート艦「ディアナ」号の図解 1854年。画家モジャイスキーA.F作
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プチャーチンE.V. ロシア海軍大将で、1854年の外交使節団長
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アルセニエフ博物館で保存しているフリゲート艦「パラーダ」号の模型 フリゲート艦「パラーダ」号に服務したシャルクノーフ軍医助手
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プチャーチンE.V. ロシア海軍大将と日本側代表の全権委員。下田。1854年
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ロシア船員がフリゲート艦「ディアナ」号を解体し、その木材を利用して造ったスクーナー艦「ヘダ(戸田)」号の進水式 1856年
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ニコライ・ヤポンスキー 俗名 イワン・ドミートリエヴィッチ・カサートキン。 20世紀初期。日本。1836~1912年
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プチャーチンE.V. 日本に滞在したロシア外交使節団。1853年
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1891年に来日したロシアの皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ・ロマノフ 後のロシア皇帝ニコライ二世
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ウラジオストクにある浦潮本願寺 1891年に創設された。開教師多門速明(佐賀県出身)。20世紀初期
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浦潮本願寺最後の僧侶・戸泉憲溟とその妻米子 1921年から1934年までウラジオストク在住。1933年。ウラジオストク市
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海底ケーブルで長崎とウラジオストク市をつないでいたデンマーク電信局の建物 20世紀初期
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ロシア語文献学の専門家・山口茂一教授とウラジオストクの著名なヤンコフスキー企業家のー家 1917年
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学者であり、また企業家でもあったヤンコフスキーM.I.とアンナ(娘)、パーヴェル(息子) 19世紀末。神戸市
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1918年、1927年に来日したアルセニエフV.K. 旅行家、作家、学者
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アルセニエフV.K.(右から3番目) 日本文化交流旅行出発前。科学者や文化人代表団とともに。1927年
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ウラジオストクの露国義勇艦隊の乗組員と船舶会社「栗林商会」の株主とともに 1923年。東京
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ウラジオストクのキタイスカヤ街(現オケアンスキー大通り)にあったウラジオストク日本総領事館 1922年
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ウラジオストクで営業していた日本人写真館の名刺 左から、a)穂下、b)森、c)内藤、d)山口、e)島崎
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ウラジオストクで活動した日本赤十字社のクリタ医者 1918年
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ウラジオストクで活動した日本赤十字社のアンドレイ大川 1918年1月7日
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ウラジオストクで活動した日本赤十字社の大川 1914年からロシアのサンクト・ペテルブルグ市で日本赤十字社の看護婦として勤務した後ウラジオストクに転勤。1918年
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ウラジオストク市のペキンスカヤ街(現フォーキナ通り)にあった森写真館の建物 1902年
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日本人の写真家穂下栄松とウラジオストクの市民セロフ姉妹 1920年代
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ウラジオストク市と函館市との姉妹都市提携調印式 1992年7月28日。函館市
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市立函館博物館との姉妹博物館提携のため来函した沿海地方国立アルセニエフ総合博物館館長アレクシュク 函館市教育委員会教育長金山正智を訪問。2002年7月28日
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第3回ウラジオストク・ビジュアル芸術ビエンナーレの際アルセニエフ博物館で行われた「函館市―ウラジオストク市」展示会の開幕式 2003年7月1日
2、ウラジオストク市の歴史
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グスタフ・アリベルス商店のウラジオストク市に造られた最初の館 1879年
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1866年に作られた石版刷りにより印刷されたウラジオストクの景色
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ウスペンスキー教会 ザヴォイコ海軍大将記念碑の起工式でロシア正教の儀式。 1908年
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ウラジオストクのパノラマ オリョールナヤ丘(鷲の丘)とネヴェリスコイ海軍大将記念碑。1920年代
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スヴェトランスカヤ街にあった海軍本部の最初の建物 1880年代
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軍港の司令官の家(写真中央)とアドミラルスキ(「海軍大将」の意)庭園 19世紀末
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チューリン商店とシベリア商業銀行の建物(現在はアルセニエフ博物館本館建物) 20世紀初期
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アドミラーリスキ庭園のそばにあった金角湾のスケート場 20世紀初期
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ニコライ二世の戴冠式祝典のために飾られたスヴェトランスカヤ街 1896年
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第一次世界大戦用軍服作成のために建てられた縫製工場 1914~1917年
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シャシリーク(バーベキュー)をするウラジオストクの合唱サークル 1898年
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2003年に復元された凱旋門 1891年、アジア諸国の歴訪から帰国するニコライ皇太子(後のニコライ二世)を歓迎するため建てられたが、1927年に爆破された
3、沿海地方国立アルセニエフ博物館
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1908年に増築された沿海州研究協会の建物 現在は国際展示会センター(アルセニエフ博物館の支部)。2004年
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スヴェトランスカヤ通りにあるアルセニエフ博物館の本館 2004年
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探検家・アルセニエフの家博物館 現在はアルセニエフ博物館が管理。2004年
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革命家・スハーノフの家 現在はアルセニエフ博物館が管理。2004年
